ねいぴあの世迷い言

つれづれなるまゝに、をりをり、ぱそこんにむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

スマホの乗り換え、ケータイ補償サービス

ドコモの「ケータイ補償サービス」を使って、リフレッシュ品を取り寄せました。

はじめに

ドコモの「ケータイ補償サービス」

www.nttdocomo.co.jp

を使いました。

このサービスは要するに、

「月々、ある程度の保険料を払えば、スマホを壊したり無くしたときに、リフレッシュ品((お客さまより回収した電話機に外装の新品交換、品質の確認を行った上で、新品同様の状態に初期化した電話機ですを良心価格で提供しますよ。もともと使ってたスマホがある場合は、返してくださいね」

というものです。

筆者は、3年間使ってきたXperia X Performance(SO-04H)をリフレッシュ品へ換えようとサービスに申し込みました。

したがって以下は、AndroidAndroidの移行、XperiaXperiaの移行の話になります。

時系列と状況説明

10月13日(日)

台風19号が12日(土)夕方〜未明にかけて通過し、朝起きたら、深夜の低気圧の影響かスマホが膨らんでおり、液晶の光が側面から漏れていた。(バッテリーが膨れた影響で外装が浮き上がり、側面から液晶が一部見える状態。)

この端末を①と呼ぶものとする。

そこで、13日の朝には「ケータイ補償サービス」を申し込み、14日の午前中に端末が届くことになる。

10月14日(月)

11:00頃、ゆうパックでリフレッシュ品がやってくる。

この端末を②と呼ぶものとする。

昼頃から、②を起動して、データを移行したり、アプリをダウンロードしてログインを行い、夕方にはほぼ全ての環境が整い、①で使用していたmicroSDカード(64GB)を差し込む。

すると「写真などのメディア転送用です」という表示が出て、microSDカード(64GB)を認識しない。

カードリーダーを用いてパソコンでmicroSDカード(64GB)のデータを閲覧すると問題なく見ることができた。

さらに、以前Xperia Z1 f SO-02Fで使用していたmicroSDカード(32GB)や、dtab Compact d-02Hで利用しているmicroSDカード(32GB)を②に差しても、②は同じ挙動を見せ、これらのmicroSDカードもまたパソコンでデータを閲覧することができる。

①とSO-02Fとd-02Hではどの組合せでもmicroSDを読み込むことができる。

①と②のAndroidバージョンは8.0.0であり同じである。

これは②のmicroSDカードの読み込み口の故障だと判断。

10月15日(火)

9:00頃、ドコモに問い合わせると、無料で新しいリフレッシュ品を送ってくれるとのことで、ドコモショップでの受け取りを希望。

16日14時以降に受け取れることとなったので、ドコモショップの来店予約(14:30)を行う。

10月16日(水)

14:30頃、ドコモショップで、新しいリフレッシュ品を受け取る。

この端末を③と呼ぶものとする。

③のAndroidバージョンは8.0.0であった。

③に①で使用していたmicroSDカード(64GB)を差し込むも、「写真などのメディア転送用です」と表示され、認識せず。

これは困ったということで、microSDカード(64GB)の中のデータをWindows10のPCに避難させる。

③にmicroSDカード(64GB)を差し込み、フォーマットを行うと、認識するようになった。

したがって、microSDカード(64GB)をPCに差し込んで、避難させたデータを入れた。

その後、microSDカード(64GB)を③に差し込むと、「写真などのメディア転送用です」という表示が出て、microSDカード(64GB)を認識しない。

これは困ったということで、USBケーブルとパソコンを接続して、パソコンに避難したデータを、microSDカード(64GB)に入れようと試みる。

途中でUSBでの接続が途切れ途切れになり、スマホの画面で「USB接続の用途」とポップアップが何度も表示される上、パソコンの画面でもコピーが中断された旨が表示される。

パソコンの別のUSB端子に接続して、再度データコピーを行うも、同じように途切れる。

パソコンのUSBの電源設定を見直し、スマホの開発者サービスからスリープしないように設定して、再度データコピーを行い、放置。

10月17日(木)

16日20:00頃からコピーを開始したが、17日12:00頃になってもコピーが終わらない。

10月18日(金)

16日20:00頃から開始したコピーが18日14:00頃に終了した。

時系列はバラバラだが、恐らく全ての画像が移行できた模様。

10月19日(土)〜10月20日(日)

各種アプリの移行を行う。

Googleアカウントの引き継ぎでそのまま使えるものは稀で、ひたすらメールアドレスやID、パスワードを打ち込む作業。

中には1つの端末でしか使えないアプリ、3つの端末までというアプリがあり、そこに気を使いながらの移行となった。

基本的に端末②にSIMカードを差して、写真は端末③で撮影している。

LINEを端末②から③に移したら、完全に端末③に移行する予定。

結果としてXperia X Performance(SO-04H)が3台手元に存在する羽目に。

データ移行に関して、ミスした様々なポイント集

Xperia Companion

XperiaにはXperia Companionというパソコンのソフトウエアがあり、データを移行することができる。

これを用いてデータを移行しようとすると、前のスマホの内部ストレージとmicroSDの中身の両方のデータを、新しいスマホの内部ストレージだけに移行しようとするせいで、容量不足で移行ができませんという表示になり、あえなく失敗。

ドコモデータコピー

ドコモにはドコモデータコピーというスマホのアプリケーションがあり、データを移行することができる。

このアプリは2種類の移行方法を持っていて、1つ目はスマホスマホをダイレクトに接続するものと、2つ目は旧端末でmicroSDに保存して新端末でmicroSDから復元する方法です。

前者は何かケーブルで繋ぐわけでもなく、同じWi-Fiに繋いだりするわけでもなく、直接ワイヤレスでデータが送られているようだ。

後者は前述したmicroSD問題によって試すことができなかった。

これを使って移行できるデータは

ドコモデータコピー | お客様サポート | NTTドコモ

に詳細が書いてあるので、そちらを参考にしていただきたい。

要は、電話帳と、スマホに入っている画像/動画/音楽、通話履歴、スケジュール/メモ、ローカルに保存しているドコモメール、ブックマーク、本体設定というところ。

筆者はこれで、電話帳と通話履歴を移すことができた。

Googleアカウント

「設定」>「システム」>「バックアップ」の項目で、「Googleドライブへのバックアップ」をONにすると、アプリの設定や、端末の設定などを全てバックアップを取ることができる。

新しい端末を初めて立ち上げたときGoogleアカウントの入力が求められるが、そこで、先程バックアップを取ったアカウントを選択すると、自動的にアプリがダウンロードされ、アプリの設定ができるものはログイン等がなされ、Wi-Fiの設定などが自動的に新しい端末に移る。

ここで注意しなければならないのは、旧端末でバックアップした後に、新端末を初めて立ち上げたときにログイン、という順番。

旧端末でバックアップをせずに、新端末でログインして、旧端末でバックアップをしても、新端末では何も起こらない。

これを使うと、電話帳や通話履歴、またドコモデータコピーでは移行できなかったメッセージ(SMS)も移行することができた。

SMS Backup & Restore

Googleアカウントを利用しなかった場合、またGoogleアカウントの利用をミスした場合に、どうしても移行できなかったのがメッセージ(SMS)である。

しかし、AndroidではSMS Backup & Restoreというアプリがあり、このアプリケーションのクラウドを利用することで、比較的容易に移行が行えた。

Wi-Fi

初めて新しい端末を立ち上げたときにWi-Fiへの接続をスキップしてしまうと、上記のような移行ができず、アプリも更新できず、立ち往生してしまい、ろくなことにならないことがよくわかったので、Wi-Fiへのログイン、またそれに際してGoogleアカウントへのログインは必須だなと感じた。

またWi-Fiでプロキシを利用している場合には、パスワードだけでWi-Fiを利用することはできず、「詳細オプション」からプロキシを設定しなければならない。

これを怠るとWi-Fiの設定画面をスキップする羽目になり、ろくな目に合わない。

Scene

筆者は写真の整理にSceneというアプリの無料版(アプリ内課金制)を使っています。

このアプリ、端末の内部ストレージの写真を全てmicroSDカードに移した後、microSDを端末から抜いてもなお、今まで内部ストレージやmicroSDにあった写真を表示しています。

こはいかに。

恐らくこのアプリは挙動から察するに、「アルバム」(アプリ内用語)に整理した端末の写真を、Sceneのクラウド、端末内の(内部ストレージとmicroSDの全ての)写真を、スマホサイズにリサイズした上でアップロードしているアプリのようです。

アプリダウンロード後、特に何もしなければ、ログイン等なく利用できるのですが、アプリ内設定画面からログインを行うと、新しい端末でSceneにログインした際に、「アルバム」(アプリ内用語)に保存した写真が全て復活してきます。

前述したように、これらの写真は、新しい端末の内部ストレージやmicroSDにも保存されていません。

加えて、スマホサイズにリサイズしてあるので、最高画質の画像が手に入るわけではありません。

しかし、例えばmicroSDが故障して読み込まなくなった場合でも、これまで撮った写真がリサイズされている状態ではありますが、バックアップが効いている状態になるので、以前microSDカードが壊れて読み込まなくなってしまったときに、助かりました。

microSD

今回の一件が起こる前、microSDが使用できなくなったことがありました。

パソコンにデータを取り込もうと、USBケーブルでパソコンとスマホを接続し、パソコンからスマホ内部を見て、データを選択し、パソコン内に保存していたところ、突如、接続が途切れました。

後々調べていると、そういった読み込み途中での切断はご法度のようです。

このmicroSDパーティションやブートセクタを修復してもダメでした。

データが全て消えたかなと諦めていましたが、パソコン上で誤って消してしまったデータを復旧するアプリを見つけ、それをmicroSDにかけたところ、時系列はぐちゃぐちゃで、一部のファイルは壊れてしまっていましたが、多くのデータを復旧することに成功しました。

このmicroSDは2018年12月に買い替えたもので、比較的新しく、書き換え回数もそんなに積み重なっていないだろうと思っていたので、油断していました。

microSDは壊れやすいものだとしっかり認識した上で、必要な写真は避難させておく必要があるなと感じました。

クラウドにバックアップを取るという方法がありますが、筆者の使用しているmicroSDには10年分の写真が6万枚(32GB over)あるので、無料のクラウドでは容量が足りず、有料のクラウドを契約する他なく、どうしようと困っています。

困っていたところで、今回のmicroSDが読み込まない事件が起こり、さらにどうしたものかと思っています。

タップアンドゴー

新しい端末を立ち上げたとき、自動的に出てくる移行機能です。

Android5.0から実装された機能のようで、NFCを搭載しているスマホでは、旧端末から新端末へGoogleアカウントや使用していたアプリの再ダウンロードやWi-Fiパスワードや壁紙を移行できるようです。

旧端末のNFCを有効化した上で、旧端末と新端末とを背中合わせにすると音が鳴り、移行できるようですが、今回、なぜか何度もエラーが出て、何回かトライしたのですがうまくいきませんでした。

感想

仕組みをある程度理解して調べても、そもそもよく分からないことが多すぎる上に、筆者に起きている事象が見つからない場合が多い。

これらの悲劇は初心者ゆえに困っているのかもしれないので、このブログが同じ現象に遭遇している人の役に立ちますように。